母親を想う気持ち

檀家さんではありませんが、縁あって當山で永代供養のお位牌を祀り、ご両親のお骨を納められているご婦人がおられます。ご命日などにはお参りに来られます。

その亡母は早くにご主人を亡くされ、経済的にも大変苦労されたようですが立派に子供達を育てられました。ご婦人は読経の度に亡き母の気丈な姿を思い出し、涙されます。昨今は親子関係の破綻、虐待に合った子供のケースなど、悲しく複雑な親子関係もあります。モノが無かった時代、その分、人の情や親子の情は深かったのかも知れません。