お寺の原点

生まれ育ったお寺を離れ、古い山寺である當山に移り住んだのは、中学3年生の春でした。当時おられた明治生まれのご老僧(先々代住職)は、建具もガタピシの座敷で「米と野菜はある。他に何か不足あるか?」と言っておられました。

教員時代に、よく家庭訪問をしたお家のおばあさんは、経済的にも、身体的にも、苦労されておられましたが、「国や、市の世話にはなりたくない。私にとって、それは恥ずかしいことです」と言っておられました。

寺院に対する給付金の話題を耳にしました。(深堀りした話では、諸事情もあるようです)。しかし、お寺を預かる僧侶の第一の役目は、霊魂の救済と他者貢献。自戒を込めて感じることは、コロナ禍の経営難で、他に助けを求める前に、まず徹底的な節約と創意工夫。それでも檀信徒さんからの援助が無いなら、それまでの住職の器だったということではないでしょうか?もしくは、歴史的淘汰の一つかもしれませんが。

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