お釈迦様は、今から約2500年前インドで生まれた人物です。その教えを仏教と言います。その経典は、中国で漢字に訳され、その後日本に伝わりましたが、インドの言葉がそのまま残った部分もあります。例えば『南無』は、昔のインドの言葉「ナモー」で「敬って大切にします」という意味です。
お釈迦様が、教えの集大成として説かれた教えが『妙法蓮華経』という経典です。その「経典の教え」を心から信じ大切にする、という意味を込めて『南無妙法蓮華経(お題目)』と表します。
例えば「日本」という言葉は、単純に「に」「ほ」「ん」と読めますが、その「日本」という言葉の中には、「日本の国土、精神文化、歴史、人々の暮らし等」様々な意味が含まれているとすれば、「日本を大切にする」には深い思いがあると言えます。単なる言葉以上に『妙法蓮華経(法華経)』の教えを知り、実践していくことが『お題目』に込められた願いです。