僧侶がご先祖様のお話しする際、よく使われる話があります。
それは、「どの人にも親が2人、祖父母が4人、曽祖父母が8人、あとは一代一代さかのぼるごとに、倍々のおじいさん、おばあさんが増えていきます。10代300年で2千人、15代450年で6万人ものご先祖様がおられます。そのうち一人でもおられないと、今の自分は成り立たないのですよ」というものです。何万人ものご先祖様の中には、病気で短命だった方、心残りで亡くなられた方もおられるでしょう。そういう方のことを思い、今自分が生きていることに感謝することが、ご先祖様供養だと思います。