先日、知的障害者の方のご葬儀がありました。70代の男性です。後見人さんからのご依頼です。家族葬の会場で、施設職員の方が10名ほど参列されました。(写真は、お棺の傍に置かれていた玩具のイメージです)
火葬場に行く途中、何十年も住み慣れた寮に立ち寄るとのことでしたが、寮の前には、驚くほどたくさんの寮生さん、職員さんが、待っておられ、最後のお別れで泣いておられる方もおられました。陽気な方だったので、皆さんからとても好かれていたようです。
金銭に恵まれ、肩書も十分な方の中には、ご遺族さんとの関係が悪く、寒々しい葬儀もありますが、別れを惜しんで皆が涙する葬儀もあります。「死に様は、生き様」という言葉もありますが、僧侶として、どのような方もしっかり供養したいと思います。