今から4年前、国際連合が2030年までに、世界のすべての人のために達成すべき目標として掲げた「持続可能な開発目標・SDGs」は、他人ごとではありません。地球の未来のために、国や企業だけでなく、科学者、市民、若者すべての参加が必要とされています。17の項目のうち6番目の「安全な水とトイレ」については、水資源が豊富でその開発技術が高い日本に期待がかかっています。
法華寺は「580年にわたり、ご霊水が湧き出ているお寺」です。まずは、「水資源」への感謝と祈りが大切です。山中の石像の元から湧き出る「ご霊水」は、地下の管を通り、会所(かいしょ)を経て、境内西の水槽に注ぎ込んでいます。『みなもと、にごりぬれば、流れ清からず』の言葉を念頭に、定期的に「会所」を掃除しています。