自分が子供だった頃、悪いことをしたり、親への秘密が無かった人はいないと思います。でも、自分が大人になると忘れてしまい。子供は「常に正直で良い事だけをしなさい」と要求してしまいがちですね。小学校一年生の男の子の詩を紹介します。
(『一年一組 せんせいあのね いまも』理論社)
「うそ」 ごうだなおと
ぼくは学校をやすみました
おかあさんにうそをついたからです
なんのうそかというといえません
おかあさんをなかしてしまいました
ぼくもなきました
おかあさんは
こんなおもいやりのない子とはおもわんかった
こんなくやしいおもいをしたのは
はじめてやといいました
ぼくはあほでまぬけで
ばかなことをしたとおもった
ぼくもかなしくてこころがいたい
それでもおかあさんは
なおちゃんのことがだれよりもすきやでと
だきしめてくれました
もうにどとしません