発達障害

発達障害の子供たちは、社会生活を営むうえで、うまくいかない特徴や苦手なことがあっても、周りからは、それが「障害」と理解されずに、「怠けている」「わがまま勝手」と誤解される場合があるようです。

この不適応行動の症状が、軽くすむのか、ひどくなるのかは、個人の持っている「発達障害の因子」と「育ちや周囲の環境」の両方の影響があります。障害の因子が弱くても環境が悪ければ、症状は悪化します。例えば、「お前はダメだ」と言われ続けられたり、空気が読めないことでイジメられたりすると、ますます不適応が強くなります。

私は、スクールカウンセラーとして、発達障害の人達に関わる場合、「認知行動療法」またその中の「ABA応用行動分析」で、不適応行動を減らし、適応行動を増やすことで支援を続けています。学校の先生方と連携しながら取り組むと、この療法はかなりの効果が見込めます。発達障害の方への支援として、「認知行動療法・ABA」がもっと広まっていくことを願っています。

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