お花とお菓子

一年ほど前、突然、若いご夫婦が来寺され、「水子」のことで本堂にお参りしたいとのことでした。そして、ただただ本堂で涙されてました。お名前も、うかがわないままでしたが、その後毎月決まった日になると、早朝人知れずお花やお菓子をそっと置きに来られます。

お近くなのか遠方なのかもわかりません。子供を失う悲しみは筆舌に尽くせないと思いますが、私は、あの世の子供達は「遺された親が、少しでもしっかり自分の人生を生きて欲しい」と願っていると思っています。