宗祖の勇気

生活の中で「自分に取って都合の良い情報」が特に強く意識されることを「確証バイアス」と言い、多くの人はその傾向にあると言われています。今回の新型ウィルスについては、数日前まで私自身、希望も含めて「良い情報」「大丈夫そうな情報」についつい耳や目がいっていたと思っています。 

困難な時こそ、自身の姿勢や実践が試される時だと、肝に銘じています。疫病、天変地異、飢饉の時代、各宗派の祖師たちは命をなげうって「国家、社会の安穏」に身を投じました。その億分の一、万分の一でも勇気を持ちたいと思います。

早朝の二上山登山、懐中電灯の光を頼りに登ります。月は美しく輝いていますが、まだ闇の中です。しかし、次に、朝陽が登ります。