失われつつあるもの

昨晩、奈良のお寺で、映像作家の保山耕一さんの講演がありました。 NHKのドキュメンタリー番組で知った彼の経歴や現状を踏まえ、心に残るお話しが聞けました。

「今まで、当たり前に存在した日本の四季の美しさ」が急速に失われつつあることを大変嘆いておられました。木漏れ日、夕陽、雲、風、山林、草花、田畑、季節に対して、感受性を失ってしまった日本人は、これから何を残し、何を捨てれば良いのか?

難しい問いに、誰も明確な答えは出せないようです。講演の最後で「ただ、郷土を愛して、誇りを持てるように、映像を残していきたい」とおっしゃっていました。

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