先日、埼玉の葬儀社さんから、聞きました。関東の葬儀では「式中で初七日」を入れ込んで、それで式は終わり。火葬した後の「還骨(お骨あげ)の読経供養」も省略という形が殆んどだということでした。
南河内では、まだ一般的になってませんが。大阪市内でもちらほら、「式中初七日」の形を進言する葬儀社さんが出てき始めました。また、ご遺族さまも、その進言に流される傾向があると思います。
私は、二つの意味合いで反対です。
①身体を無くした霊魂を慰め、労うために故人に語りかける読経の必要性。
②焼骨を目の当たりにした辛さに対する、ご遺族の精神的ケアのための「還骨、初七日」読経後の法話の必要性です。
ただ、ご遺族も、「式中初七日」で、早く済ませてたいと強く望んでおられる場合は、
私は「夕方、私は一人で本堂で、還骨、初七日」の読経供養をすることで、①の必要性と折り合いをつけています。
葬儀社さんの進める簡略化方式は、「人手不足、費用対効果」なのか?私には、わかりませんが、このような形が増えていくことは間違いないと思います。
写真は、一昨日の家族葬専用の式場の控え室で民家を改装したものです。全てが簡略化でしたが、社員さんは、丁寧でした。

