故人のエピソード

葬儀では、故人に対し、「引導文」を読み聞かせます。私流では、故人の色々なエピソードをご遺族からうかがい、その文中に盛り込みます。

先日、ご葬儀だった女性は、行年93歳。戦中戦後の苦労、息子の逆縁、喜怒哀楽の中、お洒落で多趣味、園芸や手芸など、人生を存分に生き抜かれました。枕経の後、たくさんのお話が、子孫さんからポンポン飛び出しました。

お通夜・ご葬儀では、故人の人生に向き合い、ねぎらいの言葉をかけることが私のお役目だと思っています。