8年ぶりに

先日、ある大学生さんがお寺に来られました。彼が小学生の頃、私はスクールカウンセリングとして2年ほど関わりました。彼は「場面緘黙(かんもく)」の子供でした。心理療法として、一緒に、発声や想定場面の練習をしました。練習のご褒美に2人で将棋を楽しんだことを思い出します。

今、彼は大学では心理学を学び、人の役にたつ仕事を目指したいとのこと、また、三味線クラブに入っており、演奏してくれました。「場面緘黙」は、ついつい回りが援助し過ぎて「本人が困らない」まま大人になる場合もあります。認知行動トレーニングにより、本来、出来ることが出来るようになれば良いと思います。