親子関係

年始から、ご葬儀が続きました。一つ目は90歳の女性。ご遺族の息子さんは、母の入院後4か月、献身的に看病し、一日でも長く生きてほしいと毎日仏壇に手を合わされていました。二つ目は60代後半の男性。急死でした。火葬場でいつまでも棺にすがる娘さんのお姿が目に残っています。「愛情が深ければ深いほど、別れが悲しい」ということでしょう。愛情は表裏一体ですね。しかし死別は世の常、「感謝と思い出」が残る親子関係なら幸いです。しかし、親子関係は、人間関係の中でも、難しい関係とされています。互いに強い感情が付きまとうからです。学校カウンセリングでは「親子関係」の問題を扱うことも少なくありません。人間関係において、相手を変えようと思うのは難しいので、まず自分が変わることです。苦手な相手には、こちらから、笑顔で接したり、親切にすることから変化が見込める場合もあります。人の悩みは、全て人間関係の悩みと言っても過言ではありません。

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